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初めて沖縄に行くとき、必要以上に荷物を持っていったり、逆に持っていけばよかった…ということもあります。また沖縄では、必ず守らなければならないことがあります。
沖縄では通年暖かいので、基本的には春・夏の服装で行動できます。冬場でもジャケット程度で十分です。年間を通して注意しなければならないのは、日中の紫外線対策です。特に夏場の日差しは強く、街の中を歩いているだけでも日焼けします。日中の炎天下で歩く場合や、海水浴に行く人は、日焼け止めや帽子を用意しましょう。
沖縄に行く時には、なるべく軽装を心がけましょう。もし滞在期間中に必要なものが出て来ても、たいていのものは現地調達で間に合います。ただし、医師から処方されている常備薬等は念のため多めに用意しておきましょう。また、レジャーに必要なライセンスカード等も忘れずに。ダイビング等では断られる場合があります。
沖縄県全域には、さつまいもなどの農作物に被害を与える特別な病害虫が発生しています。これらの病害虫の侵入・まん延を防ぐために、さつまいもやカンキツの苗木など、寄主となる植物を本土へそのまま持ち込む事は法律によって規制されています。これに違反すると、罰せられることがありますので注意して下さい。
さつまいもの加工品、カンキツ類、パイナップル、マンゴウなどの果実、にがうり、すいかなどの果菜類は自由に持ち出すことができます。
※1.消毒(蒸熱処理)すれば持ち出せますが、長時間を要します。事前に下記植物防疫(事務)所へお問い合わせください。
※2.検査を受ければ持ち出せますが、長時問を要しますので、防疫(事務)所へお問い合わせください。
タクシーやレンタカーを使わない場合は、バスでの移動になります。沖縄のバスは県内ほぼ全域を網羅しており、北部地域でもほとんどの場所にいけますが、路線によっては「1時間に1本」などの本数が少ない路線もあるので、事前に時刻の確認が必要です。
同じ停留所で複数のバスが運行する場合があるので、事前に路線バスの番号と、到着時刻を調べましょう。また、お釣りが出ませんので、あらかじめ小銭を用意しておきましょう(お札は千円札しか使えません)。バスの到着時刻は遅れる場合がありますので、あらかじめ余裕を持って待つようにしてください。
沖縄では乗りたいバスが来たら手を上げて、「乗りたい」という意思を示します。手を上げないと、そのまま通り過ぎる場合があるので注意してください。
沖縄のバスは、整理券による精算型です(整理券がないバスもあります)。乗るときには発行機から整理券を取り、降車するときに、車内前方のパネル表示の金額を見て表示された運賃を料金箱に入れます。お釣りが出ないので、事前に小銭を用意してください。支払う金額が分からないときには運転士に聞いてください。
御嶽とは沖縄の人々の信仰の拠りどころとなっている神聖な空間で、沖縄の聖地であると言えます。その中でも拝所(うがんじゅ)と呼ばれる場所は、神に仕える女性や国王以外の人が立ち入ることを固く禁じられていたそうです。
そのため、御嶽の中で木や植物を折って持ち去ったり、石を持ち去ることは禁じられています。聖地は今でも神聖な場所ですので、入るときには聖地を荒らさないような注意が必要です。
沖縄では、現在でもほぼ旧暦(太陰太陽暦)に基づいた年中行事が行われています。旧暦とは、月の満ち欠けを基準にして作られた暦です。ちなみに現在使われている暦は、太陽の動きを基準として作られた太陽暦です。沖縄には旧暦のカレンダーもあり、現在でも生活の中に根付いています。これは、月の満ち欠けとの関係が深い農業や漁業などの生活が今も変わらず大切にされているからかもしれません。
沖縄のお祭りや行事は、この旧暦のカレンダーに基づいて決まります。お正月も旧暦で祝う所が多く、沖縄のお盆も旧暦に合わせて行われることが多いのです。
「うりずん」などの沖縄で季節に使われる言葉も、旧暦に基づいてつけられています。
沖縄にある歴史的建造物である5つのグスク(城)と、琉球王国に関連した4つの遺産が2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。
5つのグスクには歴代国王の居城であった「首里城跡(しゅりじょうあと)」、築城技術が高い評価を受けている「中城城跡(なかぐすくじょうあと)」、琉球最古のアーチ型の石門がある「座喜味城跡(ざきみじょうあと)」、王権の奪回を図った阿麻和利(あまわり)の居城であった「勝連城跡(かつれんじょうあと)」、そしてやんばるには、現存する最古の城跡であり北山王の居城であった「今帰仁城跡(なきじんじょうあと)」があります。
また、4つの関連遺産には、国王が外出時に道中安全を祈願した「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」、第二尚氏三代目の尚真王が作った陵墓である「玉陵(たまうどぅん)」、王家別邸の回遊式庭園「識名園(しきなえん)」、王朝の祭祀の聖域である「斎場御嶽(せいふぁうたき)」があります。
いずれも琉球王国ではぐくまれた、独自の石造文化の伝統を伝える偉大な遺産です。
沖縄をドライブしていると、山沿いや海沿いに大きなお墓が目に入ると思います。それらのお墓は「亀甲墓(きっこうばか)」(沖縄では「カメヌクー」)と呼ばれ、女性の体をモチーフにして造られたそうです。
とにかく、はじめて見る人はその大きさに驚かれることと思いますが、これは父系の一族が入る「門中墓」であるため、中の広さは6~8畳はあるといわれています。堅牢な造りのため、戦時中には防空壕がわりにも利用されていました。
ちなみに本土からの移住者でも亀甲墓に入って眠る事ができ、お墓の値段は100~5000万円台と幅広く、自由設計のオーダーメイドを受け付けるお店もあります。